令和6年第2回大子町議会定例会が開催され、議員からの一般質問が行われた。
飯村剛議員は、ふるさと納税の返礼品の拡充、町内事業者の人材不足対策、道の駅奥久慈だいご北側の利用計画について質問した。まずはふるさと納税について、地域の特産品を活用し、納税者に魅力的な返礼品を提供することが重要であると指摘した。
飯村議員は、「ふるさと納税の人気返礼品は何か」との問いに対して、まちづくり課長の齋藤弘也氏が「令和5年度末時点で290品で、令和6年度には436品を目指す」と回答。人気ランキングは、奥久慈りんごや奥久慈しゃも肉であった。
次に、町内事業者の人材不足について飯村議員は懸念を表明した。特に建設業やサービス業での人手不足が著しい中、町が行う雇用対策の重要性を訴えた。観光商工課長の田那辺孝氏によると、町は実態調査を実施し、人手不足に対する支援を多角的に進めているという。
さらに、飯村議員は道の駅奥久慈だいご北側敷地の利活用についても発言。ドッグランの整備に向けた計画を進めていることに言及し、地域住民や観光客の交流促進が期待されると述べた。観光商工課長は「設計業務が進行し、具体的な計画を立てている」と応じた。
これらの質問を踏まえ、町長の高梨哲彦氏は、地域の魅力を向上させる施策や、住民が活躍できる場を提供することが切実であると強調した。今後もふるさと納税の返礼品を充実させ、人材不足の解消に向けた取り組みを継続していく方針を示した。議会は、町の発展に向けた様々な意見を取り入れながら、引き続き活発な議論を展開していくことを確認した。