令和6年6月4日、北茨城市議会は定例会を開会した。
会期は6月19日までの16日間と決定され、重要な議案が多く扱われることとなった。
最初に会議録署名議員として鈴木和栄議員と鈴木康子議員が指名された。また、豊田海洋議会運営委員長が会期についての報告を行い、「本定例会は5月28日からの慎重な審査を経て、会期を決定した」と述べた。特に異論はなく、会期の決定が確認された。
その後、議会報告第2号と専決処分に関する報告が議題に上り、豊田稔市長が専決処分の内容について説明を行った。具体的には、市営住宅の家賃滞納に関する調停申立て、市道の管理瑕疵による損害賠償についてなど、重要な案件が扱われた。また、令和5年度の一般会計繰越計算書についても報告があり、経費の繰越しに関する詳細が説明された。
議案第35号から第45号に至るまで、多様な議案が提案され、特に議案第44号の一般会計補正予算には、コロナウイルスワクチン接種や有機農業促進に向けた補助金が反映され、総額は191億2,323万1,000円に上ることが示された。市長は「市民まつり実行委員会補助金の増額も含まれている」と強調した。
次回の会議は6月10日に予定されており、今後の審議に向けた期待が寄せられている。議長の前田利勝氏は、「これにて本日の日程を終えます」と宣言し、会議は散会した。議会次回の進行について、市民の注目が集まることが予想される。