令和3年9月9日、令和3年第3回高萩市議会定例会が開かれた。
市の財政や安全対策の重要な議題が数多く取り上げられ、議員たちは活発に意見を交わした。
特に目を引いたのは街頭防犯カメラの設置事業に関する議案第52号である。これについて、坪和久男議員は、その設置場所と予算の詳細に質問し、「街頭防犯カメラを市内3か所に増設する理由は、犯罪の抑止と市民の安全を守るため」との答弁を聞いた。市の総務部長、二田雅史氏は、「今回の設置場所は、高萩警察署から推薦された地点であり、交通量の多い交差点を選定した」と強調した。
続いて、坪議員は設置が見込まれる他の交差点についても触れ、「全体で8か所が有効とされている」と指摘。二田氏は、補正予算に含まれた資金で3か所を選定した経緯を説明し、残りの場所についても計画的に増設を進める方針を示した。さらに、街頭防犯カメラの更新や移設についての質問に対し、二田氏は「現時点では難しいが、社会情勢の変化に合わせた見直しが必要」との見解を示した。
一方、道路整備や用地取得に関する議案については、平正三議員がブレインとなり、詳細な質問を展開。産業建設部長、篠原新也氏は、「都市計画道路整備に伴う用地取得は今年度中に行われ、来年度から工事に入る予定」と説明した。これにより、さらなる安全な交通環境を整備する意図があるとされる。
最後に、議案のいくつかが決算特別委員会に付託されることが決まり、今後の審議が期待される。議会は次回9月22日に再開される予定であり、市財政や市民生活に影響を与える重要な議題が今後も議論されることが見込まれている。今後の進展に注目が集まる。