令和3年第3回高萩市議会定例会が9月3日、高萩市議会議場で開催された。
この定例会では、会期の決定や施政経過報告、議案の承認など重要な議題が取り上げられた。
冒頭、議長の大森要二氏が出席議員14名の存在を確認し、会議の成立を宣言した。続いて、議事日程が報告され、会議録署名議員の指名が行われた。会期の決定については、議会運営委員会委員長の寺岡七郎氏から、会期が本日から22日までの20日間とすることが報告され、全員の賛同を得て承認された。
その後の施政経過報告において、市長の大部勝規氏は、新型コロナウイルス感染症に関連する状況について詳述した。特に、茨城県は緊急事態宣言を発令し、感染者が増加していることを指摘し、市民や事業者に対する感染症対策の徹底を求めた。
具体的には、ワクチン接種が順調に進んでおり、8月末時点で1万6,226人が1回目の接種を受けており、そのうち12,535人が2回目の接種を終えていると報告。また、子育て世帯や交通事業者への支援策についても言及され、市民の生活を守るための取り組みが続けられていることが強調された。
続いて、議案第49号の高萩市教育委員会の委員任命についてが議題に上がる。市長は、次期委員に佐川睦子氏を任命することを議会に求め、質疑応答の結果、全議員の賛成を得て通過した。
さらに、今回の定例会ではごみ処理施設の整備状況や観光プロモーション事業など、地域の課題についても議案として提出され、それぞれの進捗状況が報告された。例えば、廃棄物処理施設整備は基礎工事が完了し、年内の完成を目指している。
最後に、議案の採決が行われ、提案された案件が順次承認された。議長は市民の安全や健康を優先し、全員の協力を賜りながら、今後の市政運営に取り組んでいく方針を示した。これをもって全日程が終了し、次回は休会を挟んで翌6日から再開される予定である。