令和5年第1回高萩市議会臨時会が11月29日に開かれ、仮議席の指定から閉会中の継続審査申出書まで多様な議題が議論された。
会議は、市長の挨拶でスタートし、議員ら14名全員の出席を確認後、臨時議長として寺岡七郎議員が議長職を務めることになった。今臨時会では、選挙が行われ、新たに寺岡七郎議員が議長に選出された。これに対し、寺岡議長は「市政発展のために尽力したい」と挨拶し、議事を進めていく意思を表明した。
次に、副議長選挙が行われ、菊地正芳議員が選出される。菊地副議長は「円滑な議会運営を目指す」と挨拶し、議会の活性化に尽力する意向を示した。
また、議席の指定や各委員会の選任が行われた。常任委員会委員に菊地副議長、大平望議員などが指名された他、議会運営委員会および議会広報委員会の委員についてもそれぞれ選任が完了。
これらの選挙・選任に加え、さまざまな報告案件も議題に上がり、特に令和5年度高萩市一般会計補正予算について緊急性のある報告が行われた。特に、台風13号による被害への対応に関し、災害復旧のための経費が計上されたことが重要なポイントとして挙げられた。
今川敏宏議員は、台風による災害復旧に関する質疑を行い、産業建設部長から復旧の進捗について説明を受けるなど、具体的な対策に向けた議論が続く。特に、農業用地に関する復旧のスケジュールについては、農業が始まる春までに必要な対応を行う意向が確認された。
また、報告第15号においては、台風による災害救助の経費や生活支援金についても言及され、被災者に特化した支援を行う方針が示されている。さらに、損害賠償に関する専決処分の報告も行われ、その額や内訳について明示された。
今回の臨時会では、新たな議長と副議長のもと、今後の市政運営の詳細な計画が話し合われ、市民に対して前向きな姿勢が確認された。議長は、「皆様の協力を得ながら、さらなる発展を目指していきたい」と強調し、今後の市政推進への期待を込めた。
閉会前には、閉会中の継続審査申出書が提出され、適切に処理された。