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高萩市議会、街の発展と安全性向上に向けた複数の重要課題を議論

高萩市の定例会で市道の工事や給食の地産地消、制服の無償化について議論。今後の取り組みが期待される。
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高萩市議会の令和4年第4回定例会が12月5日に開催された。

この会議では、多くの議員から一般質問が提起され、市道や市内の特定施設についての進捗状況が議論された。

特に、渡辺悦夫議員が質問した市道217号線の工事進捗状況について、産業建設部長の篠原新也氏が詳細を説明した。

市道217号線の道路改良は、やすらぎの丘温泉病院入り口までの320メートル区間で進行中で、現在の取得率は91.8%に達していることが報告された。

篠原氏は、「令和5年3月末の完成を予定している」と述べ、工事の進展を強調した。さらに、特定空家やごみ屋敷の件についても、鈴木良之市民生活部長が回答し、過去に特定空家として認定された33件のうち、14件が改善された旨を報告した。

次に、平正三議員が質問する形で、学校給食における地産地消について議論が交わされた。この質問に対し、教育部長の大森壮一氏は、「高萩市内の業者から米や野菜を優先的に調達しており、地域の農業振興に寄与したい」と述べ、給食の地産地消の重要性を訴えた。

一方で、北茨城市の業者からも多くの野菜を調達している理由について嫉妬の声が上がり、高萩産野菜の確保に向けての取り組みの重要性が再確認された。

また、平議員は「6割が北茨城市からの調達はバランスを欠く」と提言し、高萩産の利用拡大を求めた。

さらに、制服の無償化に関する質問でも意見が飛び交った。大森氏は、「中学校入学時の費用負担は重いため無償化を考えたい」と言及する一方、「財源の問題もあり、早急な実施には限界がある」とした。この回答に対し、平議員は、地域内の財源の活用を訴えた。

加えて、補聴器購入に関する助成についても質問があり、小森裕之健康福祉部長が「高齢者に対する補助制度を検討中」と口にしたため、今後の具体的な方針が期待される。

最後に、千代町団地北側の道路改修について、篠原部長が約1億600万円の必要予算について言及し、今後の取り組みが重要であると語った。

議会開催日
議会名令和4年12月高萩市議会定例会
議事録
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