令和元年9月12日に行われた高萩市議会では、市の健全化や各種条例の制定、改正が重要な議題として扱われた。
この日の会議では、特に高萩市の一般会計補正予算やゴミ処理施設建設事業に関する質疑が活発に行われ、発言者と回答者の双方から具体的な内容が提示された。
坪和久男議員は、議案第48号の令和元年度高萩市一般会計補正予算に関連して質疑を行った。
この補正予算は、高萩市と北茨城市が共同で設置する広域ごみ処理施設整備のためのもので、坪議員はその重要性を訴え、「安全で信頼性の高い、すばらしい施設をつくっていただきたい」と強調した。
市民生活部長の篠原新也氏は、総事業費が131億円で、国からの補助金が約100億円であることを説明した。
まず、補助金の内容には循環型社会形成推進交付金や震災復興特別交付税が含まれると述べ、これらの交付は両市長や両議長の要望によって決定されたと説明した。
さらに、施設整備の具体的な内容についても言及し、焼却施設を利用したエネルギー回収型の施設を整備することや、マテリアルリサイクル施設の配置が計画されていることを発表した。
これに対し、坪議員は国からの補助金の確保に安堵しつつも、完成予定について執拗に確認を求めた。
篠原氏は、施設の完成は令和4年度末を予定し、令和5年度の初めに供用が開始される見込みであることを示した。
また、施工に際しては周辺安全に十分配慮し、市民説明会を実施する旨も強調した。
このように議会全体を通して、高萩市の健全化に向けた議論や具体的な施策の導入が進められ、議員たちは市民の生活向上に寄与するための取り組みを広く共有した。