令和3年6月17日、高萩市議会の定例会が開催された。議事では、市民の命と健康を守るための重要な陳情が取り上げられる。
日程第1では、「安全・安心の医療・介護の実現」と題された陳情について、文教厚生委員会の報告が行われた。この陳情は、医療崩壊を防ぐための具体的な施策を求めるものであり、賛成多数で採択される見通しである。
健康福祉部長の石井健寿氏は、医療体制の強化を訴え、「医療・介護の人員不足や保健所の不足が課題であり、さらなる支援が必要である」と強調した。この陳情は、コロナ禍の影響を受けた市民に新たな支援を提供することを目的としている。
また、報告第6号と第7号ではそれぞれ、高萩市市税条例や都市計画税条例の改正案が議題となり、全員の賛成を得て承認された。経済的な背景として、これらの改正は市の財源安定に寄与するものと期待されている。
日程第10では、新型コロナウイルス関連の補正予算（第4号）が提案され、1,915万6,000円の追加予算が計上された。市長の大部勝規氏は、この予算により新型コロナウイルスワクチン接種経費などが充実され、経済活動への影響を最小限に抑える意義を説明した。
さらに、最後の意見書案第1号が提案され医療・介護の体制強化の必要性が強調された。議会は国への要請ともなるこの意見書を全員賛成で可決し、医療・介護施策の拡充を求める考えを明確にした。
本定例会は、国民の命と健康を守るために必要な施策が論じられ、前向きな結論で閉会を迎えた。