令和4年第4回高萩市議会定例会が開催され、重要な政策や議案が審議された。
特に注目されたのは、施政経過報告と高萩市公平委員会委員の選任についてだ。市長の大部勝規氏は報告で、コロナウイルスの影響下での物価高騰への対策を強調した。特に低所得世帯への支援策として、828世帯に対して電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援金を提供したことが報告された。さらに、326世帯の子育て世帯に対しても生活応援特別給付金が支給されたと述べた。
また、一般会計補正予算においては、全体で2億1,440万円を追加する計画を説明した。導入の意図は、急な支出を賄うことを目的としている。これらの施策は、地域の経済を支えるための重要な取り組みとされている。
他にも、報告第16号から報告第19号、また高萩市の水道事業会計補正予算についても討論が行われた。特に、公共事業の評価と透明性の向上を図るための透明性確保に向けた施策について意見が交わされた。市長は、これらの予算案に対して地方公務員法の改正に伴う関係条例の整備が必要であると強調した。
一方で、新型コロナ対応として実施されたワクチン接種状況も報告され、特にオミクロン株に対応するワクチン接種が進んでいることが注目された。市内での接種状況が11月末で5,933人に達したことが述べられ、市民の健康を守るための継続的な努力が求められている。
議案審議では、高萩市公平委員会の新委員として大髙利夫氏の選任が行われ、全員一致で承認された。これにより、公平性を保つための組織が強化されることとなる。市長の施政報告全般を通して、市政運営の透明性や市民生活への寄与が一層強調された。
最後に、本日の討論は6日から再開され、引き続き予算案や条例案に関しての議論が続く見込みである。