令和4年第4回高萩市議会定例会が12月8日に開かれ、多くの重要議案が審議された。
この会議では、報告第16号から報告第19号まで及び議案第59号から第66号まで、全12件が一括して議題にされ、特に高萩市一般会計補正予算が各議員からの注目を集めた。
議案第64号に関する質疑の中で、渡辺悦夫氏が総合福祉センター大広間の改修事業について質問を行った。改修費用は1056万円にのぼり、社会教育施設機能を集約する意図があるとされた。
小森裕之健康福祉部長は、社会教育機能の重要性を強調し、中央公民館機能の移転を見据えているため、老朽化した公民館の代替施設が必要との考えを示した。また、施設改修後のスケジュールについても説明し、令和6年4月の稼働開始を目指していることが明らかになった。
田所和雄氏は、報告第17号に関連して、たかはぎ生活応援クーポン発行事業に関する質問をし、8,021万4,000円の事業費の用途および対象者に言及した。クーポンは全市民を対象に、物価高騰の影響を和らげることが目的で配布されることが明らかにされた。具体的には、手当て案が1世帯あたり3,000円と、2人目からは1人あたり2,000円上乗せされる予定だ。
議長の進行によって質疑が進む中、予算の使い道に関して様々な意見が交わされた。この施策は、地域経済を活性化させることも目的とされているため、市民の生活応援につながるとの点が強調された。
最後に、市長の大部勝規氏は、財源の確保について、どのような形で市の財政が健全化を図っているかを説明し、今後の施策に向けた意気込みを示した。市の第三者機関と連携し、地域振興を含む市民サービスの向上に努めていく姿勢が示された。