令和6年6月定例会が行われ、高萩市の市税条例や都市計画税条例などの一部改正が議題となった。
会議では、報告された専決処分に関する承認が一括審議された。
なかでも、「高萩市民球場指定管理者制度導入」についての議論が注目される。吉川道隆議員は、指定管理者制度の導入が効率的な施設管理や経費削減を目指すものであると指摘した。
大森壮一教育部長は、明秀学園が指定管理者となれば、専門的な知見を生かし、利用者のニーズにも対応できる質の高いサービスが提供できると強調。
教育部長は経費について、令和4年度の市民球場管理運営経費が640万円で、使用料収入が22万2,000円だったと述べた。今後、年間約650万円を上限とした指定管理料を考えるという。
吉川議員が懸念したのは、指定管理者制度導入後の使用料についてである。使用料の徴収がどのように行われるかが焦点となった。
さらに、予約システムの導入についても意見が交わされた。明秀学園が管理者となることで、予約申請手続きの仕組みがどうなるのか再度確認した。
議案第46号の「令和6年度高萩市一般会計補正予算」については、特に「高浜グラウンド人工芝整備事業」が注目され、具体的な費用や設計について質疑が重ねられた。議案に関する説明が不十分とする声も上がり、施政の透明性を求める意見があった。