令和2年第2回高萩市議会定例会が開会し、市政に関する重要な議案が提案された。
特に、施政経過報告は新型コロナウイルス感染症への対応を要点に述べられた。市長である大部勝規氏は、市民生活の支援として約5万3,200枚のマスクと1,400リットルの消毒液を配布したことを強調した。感染拡大防止のため、市内の学校や公共施設も一時休業し、市民や事業者に対する協力を呼びかけている。
その中で、本市の独自支援策として中小企業向けの「たかはぎ小規模企業者・個人事業主応援補助金」を設立し、売上げが20%以上減少した事業者に最大30万円の補助を行っている。これにより、92件の申請があり、2,343万円の交付が決定されている。
さらに、特別定額給付金の支給も進めており、全体の95.7%に給付済みであることが報告された。加えて、新型コロナウイルスの影響でオンライン申請の導入や相談窓口の設置も行っていると述べられた。具体的には、申請支援のため予約制窓口を設け、行政書士と社会保険労務士によるサポートを提供している。
また高萩市の未来を視野に入れた施策として、第6次高萩市総合計画や第2期高萩市創生総合戦略の策定が進められている。これに対して市長は、市民との連携を強化し、より良い地域社会の実現を目指すと強調した。
最後に、消防ポンプ自動車の取得などの議案も提案され、さらなる検討が期待されている。
これらの議案や施策については、今後の議会での審議が重要であり、市民の声を反映させた議論を行うことが求められている。