令和元年11月29日、高萩市で開催された臨時市議会では新議長の選出が行われた。
この臨時会は、先の一般選挙で新たに議員に選出された面々にとって、最初の正式な会議となった。議長選挙では大森要二議員が当選し、挨拶では「協力して議会運営を行いたい」と強調した。
副議長には我妻康伸議員が選ばれ、当選の際には「議長を支え、議会運営に努力する」と述べた。ともに新たな取組みへの決意を表明している。
通常の議事進行の他に、議会運営委員会委員や広報委員会委員等の選任も行われた。これらの組織は議会の運営を円滑に進める役割を持つ。
また、臨時会では災害復旧に関する予算の協議も行われた。市長の大部勝規氏は、台風19号や豪雨による災害復旧予算に関して、必要な金額が9,539万3,000円であることを説明。
この予算は市道や河川の復旧事業費として計上され、大きな影響を受けた施設の修復に向けることが決定された。市民に対する支援も行われる。
今川敏宏議員により、災害に対する市の対応について質問があり、特に高齢者への支援体制の強化が求められた。市民生活部長の篠原新也氏は、土のう配布の取り組みを報告。
高齢者や要支援者への具体的な対策を検討する約束をしている。災害対策の強化が今後の行政の大きな課題として位置付けられることは明らかだ。
最後に、議長が会議を締めくくり、今後の議会運営や市政発展に向けた強い意欲が示された。これにより、令和元年第3回高萩市議会臨時会は無事に閉会した。