令和5年第2回高萩市議会定例会が6月9日に開催された。初めに、副議長の八木陽子氏が会議の開会を宣言した後、出席議員の確認が行われた。出席は10名、欠席は2名で、定数に達していることから会議は成立した。
本日の議題に先立ち、議事日程が報告された。日程には会議録署名議員の指名や会期の決定が含まれ、会期は本日から21日までの13日間とすることに決定された。
続いて、施政経過報告が行われた。市長の大部勝規氏は、報告の冒頭で最近の大雨により亡くなられた方々へのお悔やみを述べ、被災者への支援を強調した。この会期中には、過去に被害を受けた市への支援業務の派遣を計画していることも報告した。
施政の主要事項の報告では、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種計画や、高齢者向けの介護予防プログラムが紹介された。ワクチン接種はすでに始まっており、対象者に対して接種券が発送される予定である。介護予防教室には、多くの市民の参加が期待されている。
教育面では、学校適正配置計画の策定が進んでいる。高萩市立小中学校適正規模・適正配置検討委員会が開催され、今後の方策について協議している。地域学校協働本部会議も行われ、学校と地域の連携強化が図られている。
経済分野では、5年産米の生産数量目標が前年度比0.5%減に設定されたことや、ブルーツーリズムを推進する観光施策について説明があった。市は車中泊イベントや新たな観光メニューを創出する計画を進めている。
生活環境に関しては、高北清掃センターが運用開始し、地球温暖化対策として緑のカーテン設置を促進する活動も進行中である。また、様々な交通安全対策が実施されていることが報告された。
さらに、今回の定例会では議案が多数提案され、各議案の承認を求める内容が説明された。これには、税条例の改正や補正予算に関わる議案が含まれており、今後の議論が期待される。
市としての施政の進展に対する議員の理解と協力が求められており、今後の議会運営において、慎重な審議が必要とされることが強調された。