令和5年6月15日、高萩市議会が第2回定例会を開催した。
会議では、税条例や健康保険税条例の改正案が討議されたほか、一般会計の補正予算案も審理された。特に、救助工作車の取得に関する議案が注目を集め、消防長の小松力雄氏がその必要性や金額の内訳について説明した。
小松氏は、「救助工作車は災害時の救助活動に不可欠な車両で、特に機動性を考慮した設計がなされている」と強調した。取得予定の救助工作車は、総額1億4,300万円で、地方債が中心の財源を充てるという。契約金額の内訳には、本体価格に加え、各種救助資機材の装備などのコストが含まれていると述べた。
また、議案の理由については、現在使用中の車両が20年を経過し、更新が必要であることが指摘された。坪和久男氏は、更新時期に関する基準について再確認し、「稼働時間も注意が必要だ」とコメントした。
その後、健康福祉部長の小森裕之氏が、報告第8号についての質疑に応じた。この内容は公用車による事故の損害賠償に関するもので、和解の詳細が説明された。小森氏は、事故の相手方が損害賠償を求めない条件で和解した経緯を述べ、「事故直後に謝罪し、修繕を行わないという合意に至った」と報告した。
本議会は、各議案を順次所管の委員会に付託し、議論をさらに深める運びとなった。議長の今川敏宏氏は、委員会の開催日程についても説明し、次回の本会議再開日を明言した。市議会では、住民の安心と安全を提供するための施策が議論されており、今後も活発な議論が期待される。