令和3年12月3日、高萩市議会は第4回定例会を開催した。
この定例会では、会期が本日から15日までの13日間と決定された。議題には、会議録署名議員の指名、施政経過報告、各種条例の制定や改正、請願の付託などが含まれる。出席議員は14名で全員出席となり、会議は成立した。
議長の大森要二氏は議長辞職の意向を表明し、議長選挙が行われた。その結果、今川敏宏氏が新議長に選出された。今川議長は、当選の際に市民の幸福と議会発展を目指す決意を述べた。次に、副議長選挙が行われ、八木陽子氏が副議長に選出された。八木氏は、女性の視点を生かし市民に納得される行政を行うと誓った。
施政経過報告では、市長大部勝規氏が新型コロナウイルス感染症に関する現状や、市の各施策について詳述した。感染者は累計74人で抑えられており、ワクチン接種は11月末時点で約2万3千人が完了したと報告された。また、児童福祉や観光振興、地域活性化についても触れ、地域産業の発展に努める姿勢が示された。特に、新型コロナの影響での支援事業として、小規模企業者応援給付金や子育て世帯応援事業が進められたことが強調された。
会期中の続く議題には、様々な議案が提案され、慎重なる審議が求められている。議案第68号から第75号にかけては、農業共済条例の廃止や予算補正案が上程された。市の現状を踏まえた施策提案は、地域のニーズに応じたものであり、今後の展開に期待が寄せられている。