令和元年6月17日、高萩市議会では定例会が開催され、さまざまな重要問題について議論が交わされた。議題の中では特に「高萩市観光振興」が焦点となり、議員から観光振興計画書の進捗状況について積極的な質問が行われた。高萩市の観光振興計画は、観光地としての成長を目指す重要な施策であり、産業建設部長の鈴木秀男氏は「この計画は市の最上位計画として、国や県の施策と統一を図っている」と述べた。報告によると、観光振興計画は2019年度から2023年度の5年間で設定されている。特に花貫渓谷が注目されており、観光客の訪問者数は年々増加しているという。
次に、議題に上がった「高萩市ホームページの管理」については、市民生活部長の篠原新也氏がホームページの情報発信力について話し、各課での情報発信の重要性を強調した。また、市が直面している課題として情報発信の遅れが指摘され、具体的な改善策についても言及された。
さらに、「教育施設のエアコン設置」についての進捗状況が報告され、教室にエアコン設置が完了し、各教育施設で快適な環境を整備するために市の努力が進められていることが示された。また、「健康増進法の一部改正」についての対応が報告され、特に市内保持施設での対応や周知活動が行われていることに言及された。
その他、一般質問では「特別養護老人ホームの入所状況」にも言及され、待機者が約100名いる状況を受けて、対策が求められている。また、市内の「空き家の現状」や「高浜スポーツ広場グラウンドの安全対策」など、様々な問題について活発な質疑が行われた。特に、空き家問題に関しては、地域の安全と環境を守るための市の取り組みが強調され、医療や生活支援に関するサービスの拡充など、地域福祉に向けた施策についても議論された。
最後に、議会は住民への情報伝達手段についても再確認し、特に「緊急告知FMラジオ」の導入について議員から強い要望が寄せられ、市長もこの意見を真摯に受け止める姿勢を示した。これらの議論を通じて、高萩市が市民の生活向上と地域活性化に向けて取り組んでいる様子が伺えた。