令和4年6月16日、高萩市議会は定例会を開催した。
議題には市税条例や国民健康保険税の改正を含む重要な報告が多く挙げられた。議会での質疑の中で、坪和久男議員は、消防ポンプ自動車の取得について質問し、その契約金額は5,885万円であると報告された。
消防長の小松力雄氏は、今回の更新が急務である理由について説明した。現行の消防ポンプ自動車は、平成12年に購入し、稼働時間が750時間に到達している。これは、消防機械器具更新計画に基づくもので、安全性を考慮しつつも早急な更新が求められる状況であると強調した。
さらに、坪議員は、消防ポンプ自動車が新たに導入する特徴に言及した。小型水槽付の消防ポンプ自動車を採用することで、狭い道路での機動力が向上する見込みであるという。加えて、毎分2,500リットル以上の放水能力を保持することで、高効率な消防活動の実現を期待していると述べた。
また、議案第33号の令和4年度高萩市一般会計補正予算の中で、産業建設部長の篠原新也氏が、新たにはぎビレッジのアウトドアフィールド事業経費として633万6,000円の補正理由を説明した。
この補正は、高萩アウトドアフィールドのエリア拡大を図るためのものであり、市有地に電力引込工事が行われる。
議会ではさらには、コロナウイルスの影響を考慮し、市のにぎわいを取り戻したいとの姿勢が伺えた。篠原新也氏は、ライトアップイベント開催のための250万円の委託料を提案し、観光客の誘致と地域の活性化を目指す姿勢を示した。
今回の議会では、多くの事案が審議されたことで、高萩市の未来に向けた施策が具体化する可能性が見込まれる。消防や観光に関する施策が市民生活に実質的な影響を及ぼすことが期待されている。