令和4年6月13日、茨城県高萩市で第2回市議会定例会が開催された。
出席議員は13名、議事が円滑に進められる中、いくつかの重要なテーマが討議された。特に、渡辺悦夫議員からの一般質問が注目された。
渡辺議員は、令和4年度高萩市当初予算における補助金の事業数や支出総額について詳しく質問した。企画総務部長の大月隆行氏によれば、補助金の事業数は114事業であり、総支出額は約4億5,743万2,000円と説明した。この補助金は地域活性化や産業振興を目的としたものであり、非常に重要な役割を果たしていると強調される。
続いて、社会福祉協議会への補助金についても話が及び、健康福祉部長の小森裕之氏が、予算額は3,586万9,000円で社協として地域福祉を推進する重要な団体であると述べた。また、シルバー人材センターへの補助金については、950万円を予算していることが確認され、地域の高齢者雇用促進が意図されている。
観光協会の補助金も議論され、産業建設部長の篠原新也氏から、観光事業に対する支援が強調された。観光振興は高萩市にとって経済的にも重要であり、今年度の予算では合計1,320万円が計上されている。
オンライン授業の取り組みについても報告があり、教育部長の大森壮一氏は、タブレットを活用した授業が行われていることを伝えた。コロナ禍を受けて、オンライン授業は令和3年度に13日間実施され、令和4年度でも果敢に取り組まれていることが述べられた。課題として、児童生徒の理解度把握が挙げられ、それに対して補充学習や関連の取り組みが計画されていると報告された。
最後に、新しい水道ビジョンが議題に上り、特に水道料金の将来的な見通しや、内部留保資金の見直しが重要視される。特に、ダム使用権をめぐる議論が続き、高萩市の水道ビジョンに関する見解が求められる中、議会は今後の方向性について慎重に議論を重ねていく必要がある。