令和4年第3回高萩市議会定例会が開催され、多くの議題が審議された。初日の9月2日午前10時、議長の今川敏宏氏が開会を宣言した。
会議では、まず会議録署名議員の指名が行われた後、会期の決定が議題に上がった。会期は本日から19日間設定することに決まり、また諸般の報告も行われた。
続いて、施政経過に関する報告があり、市長の大部勝規氏が新型コロナウイルス、原油の価格高騰に対応すべく、交通事業者への支援金や小規模企業者への給付金、農業経営継続支援も行っていると述べた。特に、たかはぎ小規模企業者・個人事業主応援給付金は、昨年から継続しており、現在の交付決定件数は130件、金額は2650万円に上る。
議案第35号、高萩市副市長の選任については、現副市長の鈴木真人氏が任期満了となるため、後任として鈴木氏の選任が提案された。この提案に対し質疑はなく、賛成多数で同意された。また、議案第36号では高萩市教育委員会の委員任命についても、鈴木氏の後任に小林正治氏が提案された。
続けて、市長から次期副市長及び教育委員会委員の選任理由が説明され、議会からは質疑がなかった。この議案も全員起立の賛成により承認された。
その後、報告第13号から第31号までの多数の議案が一括して提案され、市長がそれぞれの内容を説明した中で、特に注目されたのは令和4年度の一般会計補正予算である。これには、新型コロナウイルスに関するワクチン接種経費や、物価高騰に対する生活支援のための経費が含まれることが強調された。
最後に、今回の会議では、多くの議案や施政に関する意見が交わされ、今後の高萩市の運営に対する積極的な姿勢が示された。次回の会議は9月5日に再開される予定である。