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高萩市議会、議員定数を12人に削減する条例案否決

高萩市議会は議員定数を14人から12人に削減する条例案を否決。議会内での意見対立が明らかに。
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令和5年9月19日、高萩市議会の定例会が開かれ、重要な議題がいくつか取り上げられた。

初めに、議案第54号「高萩市議会議員の定数を定める条例の一部改正について」が提出された。高萩市議会の八木陽子議員は、議員定数を14人から12人に削減する必要性について説明した。彼女は、人口減少や財政難に対処するため、効率的・経済的な議会運営を目指し、この提案を行った。具体的には、「市民が何を望み、考えているかを認識し、財源の問題も含め、定員削減を提案する」と述べた。

一方で、反対意見も多く挙げられた。平正三議員は「議会運営の基本にかかわる問題であり、慎重に審議する必要がある」と強調し、この提案の急な提出を批判した。また、我妻康伸議員も「次の選挙での決定が正当と考えるべきだ」と述べ、議員定数の見直しの必要性を認めつつも、急ぎ過ぎだと指摘した。

討論の後、採決が行われたが、議案第54号は起立少数で否決された。この結果は、高萩市議会における議員定数問題の複雑さを浮き彫りにした。

続いて、日程第21では、「教職員定数改善及び義務教育費国庫負担制度堅持に係る意見書」が提案された。田所和雄議員は、学校現場の厳しい状況を述べ、「地方自治体が計画的に教育行政を進めるために、国への要請が必要不可欠である」と述べた。この意見書は全員賛成で可決され、教職員定数改善の重要性が確認された。

最後に、他の議案や予算案についても審議が進められ、全て原案通り可決された。

高萩市議会は、地域の声を反映させながら、との姿勢を貫く必要がある。今後も、市民の声を大切にしながら、より良い政策づくりに取り組んでいくことが求められている。

議会開催日
議会名令和5年9月高萩市議会定例会
議事録
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