令和4年度高萩市議会定例会が3月24日に開催された。出席議員全員が参加し、重要な議題が取り扱われた。
主な議題の一つ、コロナ禍による米価下落の対策について強い関心が寄せられた。平 正三氏は、ウクライナ情勢の影響で食料価格が上昇している現状を述べ、日本の米農業が危機に瀕していると警鐘を鳴らした。また、米の市場価格が低下していることから日本政府に対策を求める必要性を指摘し、価格保障と所得補償を実施すべきと強調した。
市議会では、米価対策の請願が可決されることとなった。平氏は、政府による緊急買い付けや、外国産米の輸入調整についても提言した。米農家の状況が厳しさを増す中、農業の基盤を守る施策が求められている。
他の議案についても、令和4年度の一般会計、国民健康保険事業特別会計予算が次々に可決された。市長の大部勝規氏は、議会に対し、市民支援を含む重要な予算の承認を訴えた。議案第21号、令和4年度高萩市一般会計予算については賛成多数で可決、各委員会からも原案通り承認との報告があった。
この日、発表された意見書にはコロナ禍により影響を受けた農業者や地域経済の支援も含まれ、緊ごしい対応が必要であるとの意見が示された。議会での質疑や審議を経て、農業と地域経済の活性化が期待される結果につながることが望まれている。
本議会では、さまざまな議案が審議され、全体を通して市民生活の向上につながる施策が進行していることが確認された。高萩市の未来を見据えた具体的な予算編成が今後も期待される。