令和3年度第1回高萩市議会定例会が3月24日に開かれ、重要な議案が審議された。
日程としては、令和2年度の高萩市一般会計の補正予算に関する件が複数上呈された。これに対し、委員長報告が行われ、議案第14号から第16号までの補正予算について、全て原案通り承認される運びとなった。
また、議案第29号の高萩市総合福祉センター設置及び管理条例の一部改正についての討論が注目された。平正三議員は、この改正が浴場を廃止するものであることから反対の立場を表明。高齢者の生きがいや健康維持の観点から浴場は必要不可欠であり、高齢化が進む中、浴場の重要性が増すとの見解を述べた。新型コロナウイルス対策と子ども食堂の支援に対しても、予算の中で特別な施策が求められると主張した。
議長は総論として、当議会におけるさまざまな意見を尊重しつつ、財政健全化の観点から議案を進める必要があると強調した。
さらに、令和3年度の予算案も議論され、歳出削減や新たな施策についての意見が交わされました。特に、一般会計予算に係る質疑の中で、様々な政策が導入される中でも、持続可能性が問われる施策が少なくないことが指摘された。たとえば、バス利用助成に関する取り組みが評価される一方で、制度が実施されているにもかかわらず効果が見られない点も指摘された。
ICT推進協議会の設置についても決議があり、デジタル化の推進を図るための枠組みが整備されることとなった。市長は新しい時代の要請に応じた委員会設置の意義を強調し、今後の活動に期待を寄せた。また、参加議員の選任が行われ、スムーズな運営体制が整いました。
このように、本定例会では、市政に関わる法人及び会計予算が精力的に審議され、今後の市の運営に重要な影響を及ぼす議決が相次ぎました。市民生活や福祉の向上に向けた施策が加速する中、次回以降の会議への注目が集まっています。