令和5年第3回高萩市議会定例会が開催され、重要な予算案が議論された。
この定例会では、特に「令和5年度高萩市一般会計補正予算(第4号)」が注目され、多くの議員が関連質問を行った。市民生活部長の遠藤幸治氏は、備品購入費50万6,000円について、津波避難階段が整備された市営住宅に収納ボックスを設置する計画を発表した。それにより、災害時用の備品を安全に保管できると説明した。収納物には、簡易トイレや保存水が含まれ、孤立した際の対策を強調した。
また、収容人数についての質問もあり、高萩中学校や市営住宅の各棟が収容可能な人数を示したところ、総数は4,302人に達することが確認された。これは、避難者の安全確保において重要な要素となる。
補正予算に関連して、議案第39号には収入印紙の補充に関する説明もあり、鈴木紀子会計管理者が9月中の増額補正理由を述べた。今年5月に新型コロナウイルスの扱いが変更されたことに伴い、パスポート申請が増加したため、収入印紙販売の実績も急増しているとのことです。
議会では、補正内容が詳細に議論され、高萩市の財政状況への影響を踏まえた話し合いが行われた。特に、寄附金が増加していることに対する期待が見られ、市のプロモーション活動が寄附性向の向上に寄与すると認識されており、寄附の目標額は年間1億円を目指す方針が示された。