令和4年9月8日に開催された高萩市議会定例会では、様々な議題が討議された。
中でも、令和4年度一般会計補正予算(第5号)は注目を集め、議員から複数の質問が寄せられた。田所和雄議員は、ホームページシステム保守委託に関し、詳細な内容とその期間が五年間である理由について質疑を行い、「このシステム保守は、災害時の稼動やセキュリティー対策の強化に重要である」と強調した。
これに対し、企画総務部長の大月隆行氏は、「年間で130万円のコストがかかるが、業者による運営管理が合理的」と応じた。さらに、リニューアル後には利用者が使いやすく、魅力的なサイトとなることを目指すと語った。
田所議員は、現在のホームページへの不満を述べつつ、市民にとってより分かりやすく、市外の人にとっては魅力ある情報を提供すべきだと訴えた。「高萩市の魅力を十分に発信できるホームページにしなければならない」と強調した。
また、議案第38号の駐車場設置及び管理等に関する条例の改正についても質問がなされ、駐車場の設置理由として市営高浜住宅入居者の減少が挙げられた。この条文改正により市民全体が利用できる駐車場の設置を図る方向性が示された。
土地売払収入に関する議論も行われ、4か所での土地売却が報告された。企画総務部長の大月氏はそれぞれの土地の所在地や面積、売却価格について説明。特に、高浜町の土地が1,149万円で売却されることに議員たちからの関心が寄せられた。
ホームページシステム保守委託などの情報化推進は、今後高萩市が新たな情報戦略を進める中で重要なテーマとなるだろう。議長の今川敏宏氏は、今後の議論に期待を寄せた。特別委員会も設置され、決算認定についての準備を進める。
今回の定例会では、様々な課題が浮き彫りになり、今後の市政運営の重要な議論となることが示された。