令和5年第1回高萩市議会定例会が3月20日に開催された。
本会議では、高萩市に関する様々な議題が上がり、特に一般会計補正予算と市有地の処分が注目を集めた。
高萩市議会議長の今川敏宏氏は、出席議員11人、欠席議員1人で会議を開催すると述べた。この会議では、報告第1号と21の議案について審議が行われた。
議案第4号は令和4年度高萩市一般会計補正予算(第11号)であり、小中学校給食費無償化を求める発言が目立った。
平正三議員は「物価高騰で子育て世帯の生活が困難になっており、高萩市でも給食費無償化を実施する必要がある」と強調した。さらに、議案第29号では市有地の処分について議論が行われ、企画総務部長の大月隆行氏が「物販店舗用地として市有地を売却したい」と提案した。
また、議案第30号の令和4年度高萩市一般会計補正予算(第12号)においては、市道舗装改良の必要性が取り上げられ、歳出の主なものとして、市道1573号線の測量設計委託料700万円が記載された。
市長の大部勝規氏は「生活条件を向上させるため、町を支える道路の整備が重要」と述べた。
最後に、高萩市議会の個人情報保護に関する条例の制定も承認され、議員たちからの支持が得られた。これにより、議会における個人情報取り扱いが適正化されることが期待されている。議長は「慎重審議に感謝申し上げる」と閉会の挨拶をし、会議は午前11時16分に終了した。