令和2年6月12日、潮来市議会は第2回定例会を開催した。
主な議題には、国民健康保険税条例と介護保険条例の一部改正があり、新型コロナウイルス感染症への対策が重視された。
まず、国民健康保険税条例の改正について、額賀浩君(市長公室長兼総務部長)は説明を行った。
この改正は、主たる生計維持者が死亡または重篤な傷病により影響を受けた世帯に対し、国民健康保険税の減免措置を設けるものである。
具体的には、事業収入が前年と比べ30%以上減少した場合も減免の対象となり、前年の所得状況によって全額または一部の減免が適用される。
次に、介護保険条例の改正について、小沼雅義君(市民福祉部長兼福祉事務所長)からの提案が行われた。
この改正も新型コロナウイルスに関連し、介護保険料の減免に対応するためのもので、申請期限の要件が柔軟になることが示された。
質疑応答では、両議案に関連して沼里真一郎君(議員)からの具体的な質問が呈され、詳細な回答が得られた。
沼田武男君(高齢福祉課長)の回答によると、減免の対象者については明確な基準が設定されているとのことである。
さらに、一般会計補正予算に関する議案についても、各委員長からの報告を受け、全会一致で可決された。
議長の笠間丈夫君は、本定例会の終了に際し、議員たちへの感謝の意を表した。
潮来市は引き続き、新型コロナウイルスの影響を受ける市民への支援を強化する姿勢を示している。