令和元年第2回茨城町議会定例会が6月10日に開催され、町の施策について多くの議論が交わされた。
一般質問では、主に海老澤忠氏、公明党が取り上げた。彼は町役場周辺の道路整備の必要性を訴えた。特に「役場は町の顔であるため、訪問者にとって快適で清潔な道として整備されるべきだ」と強調。
また、奥谷公園の遊具撤去に関しても言及し、「遊具が減ることで子どもたちが楽しむ場所が減少しているのは問題。特に、公園は地域交流の場として重要である」と指摘した。これに対し、都市建設部長の安正弘氏は、「利用者の意見を尊重しつつ、公園の整備は進めていく方針である」と返答した。さらに、住宅リフォーム資金助成についても、海老澤氏がこれまでの実績を基に、その詳細や助成額の見直しの必要性に触れた。
次に、自転車保険の重要性についても海老澤氏は取り上げ、近年の自転車事故の賠償額が増加傾向にあり、町民に自転車保険の加入を促進する動きが必要であると訴えた。
高齢者支援策について、特に「ゴミ出し支援制度」を提案し、住民間の助け合いを強化する重要性を述べた。ただし、現在の取り組みはまだ始まったばかりであり、今後の運用に期待が寄せられている。
議案も数多く提出され、質疑が行われた。特に議案第29号から第39号にかけて、重要な施策が提案され、いずれも関係常任委員会での審議に付託されることとなった。
議長の福田茂氏は、会議をまとめ、「今後の会議でも同様に有意義な議論を進めていくことが求められる」と述べた。