令和3年第1回茨城町議会定例会が3月4日に開催された。
ここでは、町長の小林宣夫氏が新年度方針や予算計画について説明した。
特に新型コロナウイルス対策に関しては、多くの言及があった。感染防止の取り組みや医療従事者への支援が強調された。町長は医療機関の協力を得て、ワクチン接種に向けた準備を進めていることを報告した。
具体的には、ワクチン接種対策室の設置や、地域医療機関との連携が進められている。また、昨年から続く感染症の影響で、町民に深刻な生活の影響が出ていることが述べられた。
午後には、一般質問が行われ、川澄敬子氏が教育環境の整備・充実について質問した。
彼女は、特に学習障害に関する現状を訴え、特別支援教育の重要性に言及した。教育長の矢口和美氏は、学習障害児への支援を強調し、通級指導教室などの取り組みを紹介した。
続けて、岩松律子氏がケアラー支援について質問した。
彼女は、無償の介護を行うケアラーに対する社会的な支援の必要性を訴えた。保健福祉部長の飯田照夫氏は、町における現状と今後の取組について説明し、介護者に寄り添った支援の幅を広げる重要性を示した。
これらの議論があった中、町政運営の透明性や、町民への情報提供についても意見が交わされた。さらに、災害時の避難計画に関する質問もあり、特に原発関連の避難計画について焦点が当てられた。
この定例会での各議員の発言は、今後の町づくりや地域社会の発展に向けた重要な議論となった。