令和4年第4回茨城町議会定例会が12月1日に開催され、様々な議案と一般質問が行われた。
本会議は、議長の澤秀雄氏により午前11時07分に開会された。
会議ではまず、会議録署名議員として久保田良一氏、市村照彦氏、田家勇作氏が指名された。続いて、今定例会の会期が本日から9日間と決定された。
議案に関しては、議案第78号から87号までが一括上程され、町長の小林宣夫氏が提案理由を説明した。
その中で、令和4年度茨城町一般会計補正予算(第5号)の増額が1億9,637万9,000円であることが述べられ、予算総額が136億97万7,000円になることが報告された。特に住民税非課税世帯への価格高騰緊急支援給付金を増額する方針が示された。
続いて、議案第79号では、職員給与に関する条例の改正が提案されており、給与額や手当の引き上げが議論された。また、議案第80号では、地方公務員法の改正に伴う条例整備が説明された。
一般質問では、入野富男氏が小林町政16年の総括について質問した。入野氏は、国の三位一体改革が地方財政に与えた影響を分析し、地方公共団体の合併が進む中、茨城町の状況に言及しながら町の存続についての意識を強調した。
答弁に立った小林町長は、財政危機からの立て直しを進め、様々な施策に取り組んできたことを説明した。また、行政改革として職員報酬のカットや組織のスリム化、公共施設の改修の進捗を報告した。
加えて、町の未来について新たな将来像を描き、人口減少対策を含む第6次総合計画後期基本計画の重要性を語った。小林町長は、行政の精度を高めることが町の発展に繋がるとし、持続可能な町づくりを目指す姿勢を示した。
最後に、議題にあがった請願と陳情は、関係常任委員会に付託されることで合意が得られた。今日の会議は午後1時48分に散会となり、次回は9日に開催される予定である。