令和2年3月5日、茨城町議会定例会が開会した。
議長の田家勇作氏は、出席議員16名が定足数に達したことを確認し、会議を開始した。最初の議題は会議録署名議員の指名で、岩松律子氏、大場八千代氏、根崎敏夫氏の3名が指名された。
続いてベースとなる日程が確認され、会期は本日から16日までの12日間に決定された。議長はその後、議案第1号から第34号までを一括で議題とし提案理由の説明を求めた。
町長の小林宣夫氏は、今回の定例会における予算編成について詳述した。令和2年度の全体予算は230億4,074万4,000円で、前年対比は2.4%の増であることを強調した。この中で一般会計は125億6,900万円となり、前年より1.5%の減少が見込まれている。
町長は、地域の特色を活かしたまちづくりが重要であり、特に少子高齢化問題への対応や地域経済の活性化に全力を注ぐ意向を示した。特に、茨城町のシンボルとなる「涸沼水鳥湿地センター」の整備や、新たな広域ごみ処理施設の運営が進行中であることも報告された。
さらに、議案が数件上程され、その内容には公の施設の広域利用に関する協議や、行政組織の変更に伴う条例整備が含まれていた。具体的には、フォレストぬまさきグラウンドを協定の対象に追加する改正などが挙げられた。
最後に、議長は休会を提案し、次回の会議日程の確認を行った後、会議は散会した。次の会議は3月9日午前10時から行われ、一般質問が予定されている。