令和2年12月18日、常陸大宮市議会第4回定例会が開かれ、各議案についての審議が行われた。
この日の議会では、様々な議案が審議され、全会一致での可決が多く見られた。特に、議案第93号である「令和2年度那珂地方公平委員会特別会計歳入歳出決算の認定」が審査され、質疑なく原案通りの認定が決定された。
次に、議案第94号から議案第101号までの8件が一括で審理され、吉川美保議員(総務常任委員会委員長)から詳細な報告があった。議案第94号「常陸大宮市コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例」では、料金改定の必要性に関する質疑があったが、最終的には全会一致で可決された。また、議案第95号では新型コロナウイルス感染症への対応として、職員の特殊勤務手当についても改定が承認された。
続いて、議案第104号から118号までの15件が報告され、すべて全会一致で可決された。特に、吉川委員長による「指定管理者の指定」に関する審査報告が注目を集めた。指定管理者の継続に関する経済建設常任委員会の報告もあり、スムーズな運営が期待される。
さらに、議案第128号「令和2年度常陸大宮市一般会計補正予算(第10号)」も追加審議され、小野英幸総務部長から詳細な説明が行われた。この補正予算は、ひとり親世帯臨時特別給付金に関連したもので、支給についての質疑もあり、12月25日支給予定で約313世帯が対象とされることが確認された。
また、請願陳情についても審査が行われたが、議案第R2-3号「加齢性難聴者の補聴器購入に対する助成制度の創設」を求める請願は、反対意見が多く不採択となった。特に、財政難が影響したとの理由が示されたが、議員からは今後も国の動向を注視し引き続き検討していく姿勢が求められた。
最後に、閉会中の継続審査と所管事務調査の申出が承認され、議会は円満に閉会した。今後の施策や予算に対する議論が引き続き行われることが期待されている。