今月25日、常陸大宮市議会臨時会が開催され、新たな補正予算の審議が行われた。
付議された議案は、令和2年度の一般会計補正予算(第8号)である。市長の鈴木定幸氏は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、経済支援策を含む予算案を提案した。
鈴木市長は挨拶で、全国的な感染者数の増加を受け、「感染症対策と経済活動の両立の重要性」を強調した。特に、自殺者数が増加していることについて触れ、コロナ対策の難しさを指摘した。
この補正予算は、国の交付金や財政調整基金を活用し、感染防止と経済の活性化を目的としている。市内の感染者数は少ないといえど、周辺地域の状況は厳しいため、早急な対策が求められている。
午後の再開後、予算決算常任委員会の掛札行雄委員長が、補正予算審査の経過を報告した。予算は全会一致で可決され、委員長報告通りの決定が承認された。
市議会の議員たちは、引き続き市の運営や経済のために必要な施策について確認を進めている。鈴木市長は今後も、必要に応じた補正予算の提案を検討する構えを示した。今後の議会運営において、感染症対策と市民の生活に配慮した施策が期待される。