令和3年第2回常陸大宮市議会定例会が2021年6月14日に開かれ、様々な重要な議題が取り上げられた。主要な焦点の一つは、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種の進捗状況についてである。
当市では、ワクチン接種が3月15日からスタートしたが、接種予約の混乱が続いている。高村功議員は「高齢者へのワクチン接種が7月末までに完了できるかどうか」との見通しを尋ねた。丹保健福祉部長は、国からの供給見通しもあり、高齢者が7月末までに接種を終えるために必要な体制を構築すると答えた。
高村議員は、予約方法の変更により多くの市民が混乱したことについても触れ、特に高齢者には多くの不安があったと指摘した。丹部長は、今後の予約受付をはがきによる方式に変更し、さらなる改善を図ることを約束した。
さらに、太陽光発電施設についての議論が行われ、環境保全を重視した適切な普及の必要性が強調された。高村議員は、営利主義による無秩序な太陽光発電の普及に警鐘を鳴らした。
また、東海第二原発の問題にも触れられ、市長は運転差止め判決を受け、広域避難計画の実効性向上に努める意向を示した。
議題では、男女共同参画や公共交通の見直しについても言及され、特にワクチン接種に関する体制整備や地域特性を活かした観光振興の必要性が再確認された。本議会で提起された議題は、今後の施策に大きな影響を与えることになるだろう。
この次の本会議は、16日に予定されており、さらなる議論が期待される。