常陸大宮市議会の定例会が12月15日に開かれ、重要な議題が取り上げられた。
本会議では、教育行政やコロナウイルス対応、さらには地方創生に関連する各種施策についての質問が行われた。特に、教育のGIGAスクール構想については高村功議員が焦点を当て、児童・生徒のICT環境の整備が急務であると訴えた。大町教育部長は、この構想が進行中であり、すでに授業でのICT利用が拡大していると説明した。さらに、訪問支援やオンライン授業の強化も求められている。
また、吉川議員が新型コロナウイルスを踏まえた教育現場の変化について質問した際、茅根教育長は、学校が感染症対策を徹底しており、不登校や学習の進展についても大きな影響は見られないと答弁した。特に、臨時休業中には市教委が学びの保障に取り組んできたと強調した。
文化財保存活用施設の整備についても言及があった。教育長は、現状の歴史民俗資料館の老朽化と狭さについて懸念を示し、地域住民や専門家の意見を元に整備を進める意向を示した。