令和2年9月18日、常陸大宮市議会の定例会が開催された。
この日、議会では議案第63号から第73号までの11件について、委員会審査報告が行われ、各議案が賛成多数で認定されることが決まった。特に、東日本台風による影響が指摘され、市税や国民健康保険特別会計の運営について多くの議員が意見を述べた。金子 卓議員は、「被災者への法に基づく救助が確実に行われるべきである」と主張し、各事業における適正な経営が求められるとの見解を示した。
また、坂本 繁輝議員は、同議案に賛成し、「国・県からの補助金を活用して財源を確保した」と報告した。過去の災害に対する迅速な支援が進められていることを評価し、さらなる施策を期待する発言があった。
次に、請願陳情第R2-2号についても話題に上り、「教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための意見書採択を求める請願」が全会一致で採択されたことが報告された。委員長からは、増加する教職員の負担軽減要請が政府に対して直接伝えられる必要があるとの意見があった。
さらに、議提第2号と議提第3号、新型コロナウイルス関連の影響を踏まえた地方財政の保障が求められる内容についても議論がなされた。各議員が意見を述べる中、鈴木 定幸市長は、地方税財源の安定確保が市民の生活に直結することを強調した。