令和5年第4回常陸大宮市議会定例会が開かれ、各議案が審議された。
鈴木定幸市長は、自市のイベントがコロナ禍から回復し、多くの利用者をもたらしたことを報告した。また、今年度の学校給食における有機米の提供開始についても触れ、市の施策が順調に進行しているとの考えを示した。
議案としては、再生資源物の屋外保管に関する条例や、土地改良事業分担金徴収に関する条例など、重要な施策が提出された。
特に、常陸大宮市コミュニティ・プラント施設条例では、高齢化に伴う管理難のため、施設を市が直営管理する方針が示された。
また、議案第74号では、令和5年度の一般会計補正予算が説明され、歳入・歳出ともに約3億3千万の増額が見込まれている。これにより、地域の公共交通や医療福祉の支援が強化される見込みだ。
質疑では、今後の駅周辺整備や大型施策の進捗状況なども確認された。議員からは、「市民生活に直結する施策であり、理解と協力を求める」との意見も聞かれた。
この議会においては、教育委員会委員の任命案も審議され、任期満了の橋本勇夫氏が再任されることに合意された。議案の質疑は次回に行われる予定であり、市の今後の施策の進展が期待される。