令和2年第1回常陸大宮市議会定例会が開催され、多くの議案が審議されました。特に注目されたのは議会改革推進特別委員会の報告です。掛札 規制推進特別委員会委員長は、「議会改革の推進に関する調査を実施し、地方自治体の実態を考慮しながら、今後の方向性を探る必要がある」と述べました。
特に、市議会議員政治倫理条例については、幾つかの見直し点が挙げられました。その中で、第10条が物品納入契約を含めた内容に改正されることが望ましいと意見が出されました。また、会派制についても、その必要性に関して多様な意見があり、今後の調査・研究の継続が求められました。
議案第3号から議案第13号まで、多数の予算案も審議されました。特に令和2年度の一般会計の予算が賛成多数で可決され、市民生活や市の施策への影響が大いに懸念される中での決議でした。金子 卓議員は、「新型コロナ対策費が計上されていないことに大きな疑問がある」と発言し、反対の討論を行いました。
また、議会では新年度 budgetの中で、福祉サービス、教育費、医療制度の向上に向けた調整が必要として、議員からの積極的な提案も見られました。特に高村 功議員は「国民健康保険の高額な負担を軽減すべき」と主張し、行政への圧力をかけました。これに対し、圷 司一議員は、「今後もこの状況を見極めながら、必要な施策を続けていくべき」と強調しました。
さらに、請願第R2-1号の市道10262号線の道路改良に関する請願が全会一致で採択されたことも報告され、選挙に関しても主要な役員が選任されるなど、行政運営の透明性や公正さが求められる中で、適切な新たな動きが期待されています。