令和4年12月21日、常陸大宮市議会が定例会を開いた。
この会議では、議案92号から104号までの審査報告が行われた。さらには、市職員の給与改定に関する議案や一般会計における補正予算案も提案された。議案第111号においては、鈴木定幸市長が提案した職員の給与条例改正が説明され、現在の給与体系に基づいた改定が進められることとなる。政令市などの動きを受けたこの改正は、職員の労働環境を整える目的があるとされる。
また、議案第112号では、令和4年度の一般会計補正予算が提案された。こちらは、歳入歳出共に約219万円の減額が提示された。これに関し、質疑応答では人件費の変動やその影響についても話し合われた。
議案第113号については、国民健康保険の補正予算が議題に上り、こちらも同様に質疑があり、全体的に全会一致で可決された。
特に注目が集まったのは、議案第97号の常陸大宮市御前山青少年旅行村に関する条例改正だ。議員の中には、料金引き上げの影響を懸念する声が上がる中でも、地域振興に資するためには必要な改定であるとの意見が交わされた。議案については、賛成と反対が割れたが、最後は賛成多数で原案通り可決される結果となった。
さらに、請願陳情の件では、政治倫理条例についての精査が求められる議案が上程された。この陳情は、本市の条例が議員の立候補者不足と関連しているとして改定を求めるものであった。
秋山信夫議員がこの請願に賛成する立場から意見を述べたが、慎重な審議が必要との意見も出た。最終的にこの陳情は賛成多数で採択されることとなった。
この会議をもって令和4年第4回常陸大宮市議会定例会は閉会となった。議会では今後も議員個々の意見や市民の声を反映させながら、質の高い政治運営が求められる。