常陸大宮市の第1回定例会が2022年3月7日に開催され、議題として公共施設等総合管理計画やヤングケアラー、介護保険、スズメバチの巣駆除に関する問題が議論された。
今回は、特に公共施設等総合管理計画について多くの議論が交わされた。議会では、歴史民俗資料館山方館の廃止が提案され、理由として大宮館との機能重複が挙げられたが、国の計画に反して急な実施がされたことが問題視された。少人数学級や複式学級については教育現場の実情を考慮し、存続が求められる中で、義務教育の質を維持するのが難しい現状も指摘された。市長は、少人数学級を支持しつつ複式学級の課題も明言し、教育の充実を強調した。
ヤングケアラーに関する関心も高まり、教育委員会と保健福祉部門による連携が求められた。実態調査が行われる中で、高齢者支援や介護保険を通じての若者支援が今後の新たな施策として議論され、特に高齢者の福祉を高めるための体制構築が求められた。現代社会において高齢者の生きがいの提供の重要性が重視され、一体的な政策の必要性が訴えられた。
また、ドクターヘリの運用体制についても言及され、災害時の迅速な対応と情報共有が重要であることが確認された。ドクターヘリに加えて防災ヘリやドクターカーの役割が定義され、市民の安心安全の確保に向けての取り組みが進められる方針が示された。消防団や地域住民との連携を強化し、地域の防災力を高める施策も必要とされている。
スズメバチの駆除については、有料化の議論があり、助成制度の導入が求められる中、低所得者支援や地域住民の安全に寄与する形での施策が必要性を帯びている。
このように、常陸大宮市での各種議題には、市民の生活や安全を守るための新たな取り組みが求められ、今後の政策展開に審議の場面が期待される。