令和2年7月22日、常陸大宮市議会は臨時会を開き、重要な議題が討議されました。
今回の議会では、主に補正予算案と意見書作成に関する案件が扱われました。鈴木定幸市長は、これらの提案が市民生活への支援を目的としていることを強調しました。
まず、令和2年度一般会計補正予算(第6号)について、小野英幸総務部長が詳細を説明しました。歳入では、国庫支出金が24億499万2千円の増加、県支出金が1千140万円の増加を見込んでいます。歳出では、特に教育経費が注目され、小学校と中学校合わせて3億8063万5千円の増額となる見込みです。また、感染症対策にかかる経費が計上されていることが市民の理解を得られるテーマとなっています。
次に、温泉事業特別会計の補正予算(第1号)が審議されました。この補正では、利用促進助成金の導入が取り上げられ、経済の回復を図る狙いが示されました。
さらに、法律の見直しを促す陳情内容についても議論されました。小森敬太郎議員は、刑事訴訟法の再審規定に関して、長期にわたる冤罪被害者への救済が重要であると訴えました。委員会からの報告後、出席者全員の賛成で本意見書が採択される運びとなりました。
この臨時会では、これらの補正予算と意見書案がすべて採択され、議会として地域の問題解決への姿勢が示されました。全議員が出席した中、鈴木市長のリーダーシップのもと、議会は無事に終結を迎えました。