令和元年6月14日、常陸大宮市議会定例会での一般質問が行われた。今回の議題の中に、便利で楽しい地域づくりや高齢者の生活を支える施策が多く含まれ、特に「元気アっプ!リいばらき」のような健康促進プログラムの普及が注目された。
まず、健康寿命を延ばすために、茨城県の新しいアプリを樫村市民生活部長が紹介した。このアプリでは、ウオーキングや健康診断を通じてポイントが貯まり、特典と交換できる。市也、今後は市における広報活動を通じて、地域住民にも周知していく方針だ。市民が運動に取り組むことを促し、健康寿命の延伸を目指す。
さらに地域活動についても話題に上がった。市内には高齢者クラブが72あり、地域サロン等の活動が行われていることが報告された。これにより高齢者の健康維持が図られているが、参加者数などには波があるため、シルバーリハビリ体操教室などへの参加促進策が検討されている。特に高齢者が柔軟に参加できる形で、例えばスタンプラリーを開催するなど、楽しく健康づくりを行う方法が提起されている。
高齢者に関する交通安全問題も議論され、樫村市民生活部長が市内の交通事故に関するデータを提供。特に高齢者が運転する車による事故が増加しており、運転免許証の自主返納の状況も説明された。運転を続ける高齢者への支援や事故防止のための講習会の開催が提案され、さらなる地域の安全対策が求められている。
最後に、地域おこし協力隊の活動報告も行われた。参加者から得られた意見をもとに地域と関わる新たな取り組みが続けられ、地域とのつながりや協力の場作りが重要視されている。市は地域コミュニティの大切さを再認識し、自治体と住民との協力による地域の活性化に努める必要があると結論づけた。