令和2年第2回常陸大宮市議会定例会が、6月17日に開催された。
この会議では議案第47号から議案第57号までの審議が行われた。議案第47号では、常陸大宮市監査委員条例及び上下水道事業の設置等に関する条例の一部改正が提案され、全会一致で可決された。小森稔之総務常任委員会委員長は、「地方自治法改正の施行期日についての質疑もあった」と述べた。
また、文教福祉常任委員会では、議案第48号から第51号までの4件の審査報告が行われ、こちらも全会一致で可決されている。特に、議案第49号の介護保険条例改正については、低所得者の介護保険料軽減措置を拡充することが重要視されており、対象人数が5,271人、全体の35.6%に該当することが確認されている。
議案第54号から第57号にかかる補正予算が提案されたことも注目される。吉川美保予算決算常任委員会委員長は、新型コロナウイルス感染症対策に関連する補正予算が盛り込まれ、全会一致で可決されたと説明した。特に、プレミアム付商品券の発行や地域医療支援も含まれており、衣食住を支援する施策が進められる。
最後に、総務常任委員会による継続審査についての議案が議題となり、新たな動きとして、国に対して刑事訴訟法再審規定の改正を求める意見書提出の必要性が指摘された。全体として、今定例会は円滑に進み、閉会の運びとなった。