室蘭市議会の令和5年第1回定例会が開催され、様々な課題が議論されました。
特に重要なテーマとして人口減少対策が挙げられました。岡田健一議員は、「2022年における本市の転出超過が720人である」と指摘し、転出超過の具体的要因の分析を求めました。この点について、奈良信一企画財政部長は「若年層の進学や就職、結婚による転出が主な要因」とし、多様な雇用の場を創出し、住みやすい環境づくりが必要であると述べました。
また、子育て支援に関する取り組みも焦点となり、岡田議員は市長に子育て応援プランの評価を求めました。青山市長は、過去の取り組みを評価しつつも「情報発信の強化が課題」と認識を示しました。これに対して、岡田議員は「市民が知らなければ施策は宝の持ち腐れだ」と強調しました。
ごみ処理・リサイクル事業について、佐野正樹生活環境部長は、使用済み小型家電の無料回収に関する進捗を報告し、回収実績が増加傾向にあることを強調しました。しかし、運搬費用の上昇から逆有償とする状況についても懸念が示されました。