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室蘭市議会、第2回定例会でまちづくりの課題を議論

令和元年の第2回室蘭市議会では、立地適正化計画や人口減少対策、バリアフリー法などの重要議題が取り上げられ、今後の施策が議論された。
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令和元年の第2回室蘭市議会定例会が開催され、さまざまな重要な議論が行われた。特に、今後の室蘭市にとって重大な課題となっている立地適正化計画、人口減少対策、バリアフリー法などについて、議員らの質疑が活発に行われた。

古澤 孝市議員は、立地適正化計画について、現在の居住誘導区域に移動を希望する高齢者と若い世帯との間で生じるミスマッチについて質疑を展開した。特に、「高齢者を高台から平たん地に誘導する場合、どのように対応するのか」と問うた。これに対し、都市建設部長の佐藤 肇氏は、世代間でのミスマッチを解消しつつ、地域の特性に応じた施策を進めていくと説明し、高齢者と若年層のニーズに応える住宅政策を模索していることを強調した。

人口減少に関して古澤市議員は、国勢調査によると、今後室蘭市の人口が大幅に減少していく見込みであり、これに対してどのように対応していくのか問うた。この問いに対して青山市長は、周辺市町との連携を通じた若者の移住促進や子育て世帯への定住支援施策を強化していく意向を示した。特に、子育て世帯への手当の充実や住宅施策の見直しが急務であるとの認識も示された。

また、バリアフリー法に基づく施策の進捗状況についても議論があった。古澤市議員は、街のバリアフリー化が遅れていることを指摘し、特に公共施設のバリアフリー化が進んでいないという実態に対して、整備の状況が十分ではないと述べた。これに対し、都市建設部長の佐藤氏は、今後計画的に整備を進めていく意向を表明し、具体的に対象を絞り込んでいくことを約束した。

さらに、通学時の子供の安全対策では、最近の事故を受けて、室蘭市における通学路の安全確保に向けた取り組みが必要とされている。古澤市議員は通学路における安全確保の重要性を語り、学校における具体的な対策について質疑した。都市建設部長は、通学路の点検を行っており、必要に応じて改善策を講じる意向を示した。

今回の議会では、立地適正化計画や人口減少対策、バリアフリー法に関する重要な議題が次々と取り上げられた。このような議論を通じて今後の室蘭市のまちづくりや市民の生活環境向上に向けたさらなる施策展開が期待されている。特に、若い世代の定住促進や、高齢者に配慮した施策が急務とされている中、今後に注目が集まるところである。

議会開催日
議会名令和元年 第2回室蘭市議会
議事録
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