令和6年第1回定例会が室蘭市議会で開催された。議事は午前10時から始まり、午後2時44分に散会した。議長の早川昇三氏は会議を開会し、初めに議会録署名議員を指名した。髙橋直美議員と西岡忠広議員がその役割を担う。
次に、代表制による一般質問が行われた。この中で、柏木隆寿議員は公明党を代表して通告に従い質問を行った。初めに、彼は元旦の能登半島地震による犠牲者や被災者への哀悼の意を表明した。
柏木議員は、まず市政方針について青山市長に尋ねた。彼は市長が令和6年度予算をどのように進めるのか質問した。市長は、市政の基本姿勢を伝え、政策に向けて町の姿を市民と共有する重要性を強調しつつ、この1年でどのように伝えられたのかを問われた。
また、人口減少対策についても質問があり、「室蘭市は未来の人々にどう向き合うのか?」という問題も議論された。柏木議員は、国立社会保障・人口問題研究所からの将来推計を引用し、2040年に人口が減少することへの意見を求めた。市長は平均寿命の延伸が主要因だと説明した。
さらに、柏木議員は、住みたいまち室蘭のために必要な施策についても言及し、安心できるまちづくりを実現するために何が必要かを市長に問いただした。特に、スクール児童館の利用者負担金の無償化に伴う影響や、安心して暮らせる環境づくりの重要性を強調した。
「ものづくりと世界に貢献する港づくり」や「教育行政方針」についても幅広く質問があり、教育長や公営企業管理者らがそれぞれの分野で取り組む施策について詳しく答えた。特に、国のこども未来戦略に関連する施策として、約3兆6千億円の子育て支援が実行されることが報告された。