令和元年第2回室蘭市議会定例会は、様々な議案が審議され、重要な決定が行われた。
冒頭では、議長の小田中 稔氏が会議を開き、署名議員の指名が滝口 紘子議員と長岡 充洋議員に行われた。続いて、議案の審議が進展した。
議案第2号では、室蘭市事務分掌条例の一部改正が提案され、総務常任委員会の報告に基づき、異議なく原案通りの可決が決定された。これに関しては、姉妹都市に関連した文言の除去が重要なポイントとなった。
また、議案第5号として室蘭市会館条例廃止の件が討議され、日本共産党室蘭市議団からは、廃止に反対する意見が表明された。具体的には、本輪西会館が長い歴史を持ち、地域住民に愛されてきた施設であり、その代替案が不明確なことから、多くの市民の理解を得ていないと強調した。
議案第12号については、室蘭市森林環境譲与税基金条例の制定が提案されたが、これに対しても反対の声が上がり、所得の低い層への影響を考慮する必要があるとの意見が示された。
さらに、議案第1号、令和元年度室蘭市一般会計補正予算(第1号)についても、審議があり、賛成者多数で可決された。これにより、様々な施策が実施されることが期待されている。
最後に、議会では新たな副市長の選任についても同意が求められ、鈴木 崇弘氏が選任されることが決まった。市長の青山 剛氏は、鈴木氏の豊富な行政経験が港湾行政において重要であると強調した。
このように、今回の定例会では市の将来に多大な影響を及ぼす議案が多く可決され、地域発展に寄与することが期待されている。