令和5年第1回市議会が開催され、水道水水質基準値超過問題が議題として急浮上した。
羽立 秀光議員(20番)は、昨年6月に発覚した水道水問題を指摘し、「安全であるべき水道水に対する信頼を失った。」と強調した。
市民は異常を訴えても対応は遅れ、高砂地区の住民の健康が脅かされたと懸念を示した。
市長の対応について羽立議員は、「なぜ給水車をすぐに出さなかったのか」と問いかけており、青山市長は、「給水車の出動は指示されていない。」と事態を説明した。
市長は、「原因調査後に健康影響調査を指示した。」と述べ、持続的な健康観察を約束した。しかし、市民はこの対応に不満を抱き続けている。
また、羽立議員は青山市長のリーダーシップについて疑問を投げかけ、今後の方針として「この12年間の成果は何だったか」と反省を促した。
青山市長は、12年間で企業の撤退問題や未解決の課題に対しても取り組んできたとし、「この課題には時間を要している。」と回答した。
質問はさらに、市長の任期中の市政運営が疑問視される内容に言及が及び、羽立議員は緊急な対策が求められていると訴え続けた。市民の安心を保証するために、施策についてさらなる検討が必要であると見られ、今後の動向に注目が集まる。
田村 農夫成議員(6番)は千人を超える罹患者や経済的困窮を訴え、物価高騰やコロナ対策を強調した。「高砂の水道問題以外にも、生活に関わる重要な課題が山積している。」とも述べ、青山市長の見解を求める発言が続いた。
市長は、今後市民生活を守るための具体策として、国や道と連携を図り、適宜対応していくと回答した。しかし、議員からはその具体性が疑問視される場面も多く、今後の施策の強化が期待される。