令和6年6月10日、室蘭市議会の定例会が開催された。
議会ではまず、広報特別委員の辞任について報告され、羽立典弘議員が辞任願を提出し、許可された。
さらに、市長提案に関わる議案が8件提出され、その内容について説明が行われた。市長の青山剛氏は、令和6年度一般会計補正予算を含む議案の概要を示し、新型コロナワクチン接種や小学校の冷房設備整備に関する予算を挙げた。その総額は3億2,635万2,000円である。
続けて、議案の詳細な説明が奈良信一副市長から行われ、特に水道事業会計および下水道事業会計の補正予算が重要な点として強調された。これらの補正では、重要埋設管管路用地にかかる固定資産購入が含まれる。
その一方で、地方自治法改正に関する意見書が提出され、議員の渡辺房代氏と常磐井茂樹氏が主導した。改正案の中で国指示権創設が地方自治の根幹を脅かす恐れがあると指摘し、慎重な審議を求める意見が飛び交った。特に、地方自治が国に従属させられるのではないかという懸念が強調された。
午後のおひさきに、議長の早川昇三氏は日程を進め、議席変更についても議題として取り上げた。この議案についても異議がなく受理され、議員の座席が変更されることが決定された。
最後に、議長からの提案により、今後の議案調査のために11日と12日は休会とすることが決まり、全日程が終了した。 次回は6月13日の午前10時から再開される予定である。