令和2年第2回室蘭市議会臨時会が開催され、重要な議案が審議された。
この会議では、市長から提案された2件の議案が主なテーマとなった。
議案第1号では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市の経済情勢に鑑み、特別職の期末手当をそれぞれ10%減額することが決定された。
副市長の小泉賢一氏は「厳しい経済情勢を受け、減額措置を講じる必要がある」と説明した。
この減額措置は6月及び12月の支給額が対象であり、公布日から施行される。
続いて、議案第2号が審議され、これは議員報酬および期末手当の改正を含んでいる。
議員の期末手当を同様に10%減額し、市の施策の財源に寄与する意図が示された。
提案者である佐藤潤議員は「さらなる経済対策が求められる中で、議会が一助となるべき」と強調した。
この2つの議案はともに、委員会への付託を省略し、異議なく原案通り可決された。
議長の小田中稔氏がこの結果を受け、「本会議での提案はこれにて終了」と宣言し、閉会を迎えた。
今回の臨時会においては、経済影響に対する市の対応が前面に出された。
市民生活や地域経済の回復に向け、議会は重要な決定を行ったと評価される可能性がある。
この取り組みが街にどのように作用するか、今後の動向が注目される。